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星の鳥

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存在に、気づいて

まさかあなたたちに会えるなんて。
まさかあなたたちの声が聞けるなんて。
あなたたちの姿が見られるなんて。

会いに行きます。
この春、BUMPのみんなに!
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# by chibitamatebako | 2012-02-26 01:59 | BUMP OF CHICKEN
何を聞いてもちゃかしてばかりで、本当はどんな人なのか誰も知らなかったらしい。
私の倍以上の歳の、おじ様。
私は「おいちゃん」と呼び、おいちゃんは私を「姫」と呼んでいた。

未婚で、いつも彼女が何人もいた。
主婦、若い大学生。結婚を迫られない相手ばかりを選んでいると言っていた。

真夜中でも、呼び出されたら会いに行く。
「欲しい」と言われたら、高価なバッグを買ってあげる。
ベンツで、高級なお食事をする。そんなデート。
明らかにお金を使わされているだけのように見える、交際。

おいちゃんが、「寂しいから」と言っていたのを私だけが知っていた。
お休みの日にひとりは、寂しい。
誰かと一緒にご飯を食べたい。
誰でもいい。だから、去っていく相手は追わない。他の相手を見つけるから。
おいちゃんの本音だったのだろう。

おいちゃんは、紳士だった。
女の子を、待たせない。
私を迎えに来てくれるときも、待ち合わせ時間より早く来て待っていてくれる。
コース料理に苦手な食材があると、責任者にスマートに掛け合ってくれる。
しかも、「姫が食べないなら」と自分も合わせてくれる。

お迎えはベンツ。
コーヒーを飲むのにも喫茶店には入らず、ホテルのラウンジ。
お金を出してでも静かにお茶を飲みたいのだとか。
ピアノの演奏を聴きながらお料理がいただけるお店。
個室のある高級カニ料理店。
ジャズを聴きながら呑める、バー。

誕生日には、おいちゃんから花が届く。
プレゼントは何がいい?買ってもらうこともあった。
私の入院中にも大きな花かごが届いて、病院を驚かせたことも。

何も返せない、私。こんなにしてもらっていて。
そして、ついにトラブル。
おいちゃんは言う。「嫌いにならないで」
嫌いにはならないけど、もう外では会えない。社内でだけにしましょう。
まもなく私は結婚のため、退社した。

時々おいちゃんからメールが来ることがあった。
元気?雪、いっぱい降ってる?長靴、買うたろか!
子供が生まれた、と言えばお祝いが送られてきた。
誰より多い、3万円!
茶封筒に雑に入れられ、宛名には『様』もついていない。
私の名前も1つ漢字でさえなかったり。
でもそれがおいちゃんらしかった。

そんなある日、友達からのメールで知る。
おいちゃんが、亡くなったこと。
夜勤の途中で倒れ、そのまま亡くなったと。

久しぶりに会ったおいちゃんは…目を閉じていた。
「姫やで。子供、連れてきたんやで」
おいちゃんは目を開けなかった。何も言わなかった。

おいちゃんがいなくなってから、わかったこと。
私は本気で愛されていたのではないか。
誰にも本気にならないよ、去る人は追わない、と言っていたおいちゃんが
私にだけ「嫌いにならないで」と言ったこと。
高価なものを買わされるのが普通の付き合いだったおいちゃんに、
私だけが何もねだらず、ありがとう、そんな高価な食事でなくてもいいよ、と言っていたんだろう。
退社してからも時々メールをくれていたのは、おいちゃんだけだった。

ホテルの高層階でのコース料理。
驚くような値段のステーキハウス。
個室貸切りの、蟹料理。
数千円にもなる、ケーキセット。
満天の、神戸ルミナリエ。はぐれないように手をつないだ。

思い出はたくさんあるけれど、ただ、元気でいて欲しかった。
おいちゃん。
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# by chibitamatebako | 2011-09-01 12:29 | 昔話
息子が2歳の誕生日を迎えました。
まだまだ赤ちゃんと子供の間のような、そんな感じですが。

2年間、色んな表情を見せてくれました。
上の娘とは違う姿。そして、よく似た姿。

きっと、男の子は女の子よりも早く母親である私との距離が出来てしまうだろうから
1年1年が、少し切ない気持ち。

父、母、姉に囲まれて
どうか幸せな幼児期を過ごしてくれますように。
健やかに健やかに。

生まれてきてくれて嬉しいよ。
ありがとう。
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# by chibitamatebako | 2011-05-29 00:01 | 家族
今日は私の誕生日。
女性としてはもう若いわけではないけれど
誕生日をいつまでも大切に思える自分でいたい。
だって、私が生まれた日なんだから。
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# by chibitamatebako | 2011-05-27 13:05
娘が、幼稚園に入園しました。

あんなに小さかった娘が
ついに、母親である私と別々の時間を過ごしはじめます。
はじめの一歩。
これは彼女の、外の社会でのはじめの一歩。

応援しているよ。
どんなときも、絶対あなたの味方だ。
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# by chibitamatebako | 2011-04-11 22:36 | 家族